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ISISの暴力に対するネット社会の「反撃」

 以前、ジャーナリストの後藤健二さんがISISに拘束されたとき、ツイッターで大量のクソコラが流れた。「真面目な問題でふざけるな」という批判も多かったように思うが、悪くない「反撃」だという感想を私は持っていた。
 ハフィントン・ポストによれば、後藤さん殺害の2か月後に「ISISちゃん」というキャラが誕生し、ISISの情報をかき乱すように流されているようだ。
(ハフィントン・ポストの記事: http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/21/isis-chan-anonymous_n_7845338.html

 最初のクソコラに対して肯定的に感じた理由は、「遊び場であるネット空間にマジヤバイものを持ち込み、あまつさえ遊び場であるはずのネットを悪事に利用するのは許せない」という感情を感じたからであり、反撃の方法として、自分たちの遊び道具であるクソコラを持ち出したからである。社会運動の世界で長年親しんできた「非暴力直接行動」に通じるものを感じたのだ。
 もちろんそれは後藤さんが生きている間の話しであるが、実際、殺害されたことがわかるとクソコラも急速に減った。一部悪のりして続ける者もいたけれど、ほとんどの参加者が「やっていいことと悪いこと」の線を引いていたことにも、人としてあたりまえとは言え、感心した。

 さて、次はISISちゃんだ。
 引用したハフィントン・ポストの記事はお読みいただけただろうか? メロンのネタには、ちょうど電車に乗っていたのだが、人前で思わず笑い声を上げてしまった。もちろん、元ネタは陰惨なものであり抵抗を感じる人も少なくないと思うけれど、この絵はその陰惨さをきれいに払拭している。

 どれだけ効果があるかはわからないけれど、ISISに関心を持ってしまった若者が情報を得ようとしていきなりこの絵をみたら、もしかすると自分がやろうとしていることのむなしさ、ばかばかしさに気付くきっかけになるかも知れない。

 しかも記事によればアノニマスとの共同行動も行うようになったらしい。これは強力な味方だ。
 え? アノニマスとの共同行動は集団的自衛権に該当しますって?

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