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意訳にもなっている音写

 外国語を漢訳する場合、意訳と音写がある。たとえば、「ナーガアルジュナ」という人名を「龍猛」と訳すのが音写(ナーガ=龍、アルジュナ=伝説の英雄)であり、「アメリカ」を「亜米利加」(日本式)・「美利堅」(中国式)と訳すのが音写だ。
 そして、意訳でも通り音も近い、というのがスマートな訳だとされる。有名なのが「可口可楽」(コカコーラ)。

 普段、普通の熟語(漢語)だと思っている単語について、対応する(訳語になる)外国語と音が近い場合、その熟語はもともとの日本語・漢語ではなく外来語かもしれない。そういう単語を書き留めます。

 最初に余談(いきなりかい)。
 仏教史には2人の「ナーガアルジュナ」が登場するらしい。上記の「龍猛」は知名度が低い方。
 有名な方(中観論などの著者)は「龍樹」と漢訳されていて、これは「龍」が意訳、「樹」がアルジュナの音写になっていて、「訳として不自然ではないか」と中村元が書いていた。

 さて、本題。

(1)遮断(shut down)
 前々から気になっていたのがこれ。電流の周波数が高くなってトランジスタが増幅できなくなる周波数を「遮断周波数」=「shut down frequency」と言う。多分、真空管でも同じ。
 踏切の遮断機にしても、文明開化の産物だし、どうも訳語くさい気がする。
 アメリカ人が "shut down" って言ったら、「遮断」と聞こえません?

(2)公募(call for)
 「論文公募」って、英語だと「call for paper」だよな。
 もちろん「公募」はあまりにも普通の日本語のようにも思える。しかし、そもそも江戸時代までの日本に「公募」という概念があっただろうか?あるいは清国に?

(3)設定(setting)
 今書いているプログラムで、アプリケーション設定のオブジェクトクラス名を「Setting」にしたとき気がついた。

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