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エネルギーが「再生可能」であることの物理的意味

※「再生可能エネルギーという用語法への批判に反論」というタイトルだったのですが、しっくり来なかったのでタイトルを書き換えました。

 「再生可能エネルギー」という用語について、エネルギーそのものが再生されるわけではない、という批判がなされているようです。
 たとえば、再生紙であれば今読んでいるこの新聞紙のパルプがちり紙になって使われる一方、この蛍光灯が使った電力(低温の廃熱になってしまった)が再生されるわけではないのだから、「再生」可能エネルギーと言うのはおかしいかもしれない。

 しかしながら、パルプ繊維のような物体にはラベルを付けることができるのに対して、エネルギーにラベルは付けられない。あっちから来たエネルギーとこっちから来たエネルギーが混じった場合、合計のエネルギーがここに存在することになるが、どのエネルギーがどっちから来たのか、という問いは意味を持たないのです。
 以下の論理に依れば、エネルギーを「再生」可能と呼ぶことはさほど乱暴な用語法ではないと私は考えます。いやむしろ、積極的に再生可能と言っていいのではないでしょうか。
 ただし、時間スケールに関する論考も不可欠であり、これについては稿を改めて論じることにします。

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石油火力発電燃料代(C重油、1~3月)

 4月16日付日経に、JX日鉱日石エネルギーと東京電力が合意した、1~3月のC重油価格が掲載されていたので、発電用燃料単価に換算してみた。
 結果、14.30円/kWh となった。原油【アラビアンヘビー/付記参照】より割安と予想していたのだが、割高だった。

【2011/10/06 追記】
 下記別記事にしたがって発電効率35%で再計算したところ、15.53円/kWhとなった。
http://energy-decentral.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-ced6.html
【追記終わり】

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セシウム137による被曝線量

 「セシウム137の半減期は約30年と長いが、体内に入っても排出されるので心配ない」などと言われる。「心配ない」と決めつけられると不安になるのが人情。どれくらい危険なのだろう。

 チーム中川によれば、排出を考慮した実効的な半減期は100日程度という。逆にこのことを、「100日以上体内に留まる」と書いている記事を見た記憶があったり、野尻美保子先生が「一旦摂取すると100〜200日程度体内に残りますが」と書いていたりする。

 この辺の意味を自分なりに整理しておきたい。

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「風評被害」という言葉、きちんと定義して使うべきだと思う

 「安全」という言葉の定義、と言い換えてもいいかもしれない。
 小さな確率についての認識の問題です。

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2011年3月の石油火力発電燃料代

 2011年3月の石油火力発電所の燃料代は、13.18円/kWh と推計しました。2月より約1円値上がりしています。
 2月の推計値は⇒ http://energy-decentral.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/20112-4415.html

(根拠データは「続きを読む」をクリックしてください)

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